140文字じゃおさまらないこと

ブログを始めたい男のブログ

一人暮らしを始めて一年がたったので振り返っておく

kiichimaです。

前の記事から1ヶ月以上空いちゃいましたね。

前の記事で、僕は次にアップする記事について予告めいたことを書いたかと思います。

そして次回は、今回作成したGIF画像の作り方をお届けしようかな、などと思ったりしております。

TwitterのアイコンをGIFアニメにしようとしたけどダメだった - 140文字じゃおさまらないこと

なものでその記事を書き始めたわけですが、思いのほか難航しまして。

書き上げられないでいるうちにプライベートの方が何やかや忙しくなってきて、ブログを書く時間が取れないまま時間が経ってしまいました。

他のことなら書けないこともなかったと思うんですが、なまじ次の記事を予告しちゃったばかりに、それにしばられて更新ができない、みたいな状態になったようなんですね(笑)

で、今もその記事は書き上げられないままなんですけれど、今日はちょっと、どうしてもブログを書いておきたい気持ちがありまして、急遽更新することにいたしました。

 

 去年の今日、引越しをした。

ごくごく個人的なことです。

僕はいま、一人暮らしをして生活をしているわけですけれども、現在の住まいには去年の3月31日に引っ越してきて住みはじめました。

なので今日は、一人暮らしの一周年なのです。

 

2018年3月31日土曜日。
引越しの準備などは何もしていない状態から、作業を始めました。

実家で荷物をまとめ始め車に積み込みをして、出発する頃にはすっかり夜になっていました。

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引っ越したときの車内

新居は実家とはお隣の市で、車だとすぐ行き来できる距離なもので、とりあえず生活を始めるのに必要最低限のものだけ持っての引越しでした。

ですので、自分ひとりでの引越しでも土日があれば十分と考え、この引越しのために平日の休みなどは取りませんでした。

引越しをこの日にした理由は、ちょうど土日だったことと、キリ良く4月1日から新生活を開始、としたかったからです。

それともう一つ、僕は誕生日が4月2日なのですが、「この年の誕生日はぜひとも新居で」との思いがあったからです。

 

ごく簡単に自分について

と、僕の引越しについて書く前に、僕はまだこのブログに自分についてのプロフィールなどをまったく載せていないので、まずはそこを書かないといけませんね。

僕は現在40代で独身です。

仕事は以前はまともに会社勤めをしていましたが、そこをやめてからは働いたり働いていなかったり。
職場も点々として、ここ十年くらいは半無職のような状態で生きてきました。

そして今の仕事はパートで、引越しをした当時と同じです。

とりあえずこんな感じでいいかな?

もうちょっと、職種とかについてもふれたほうが読んでくださっている方には僕の人物像がつかみやすいかとも思いますが、今回の記事をお読みいただく上ではこれで十分かと。

そのうちちゃんとプロフィールを書きたいと思います。

つまり僕は、ありていに言ってかなりイタイ大人であるということはお分かりいただけたかと思います。

 

一人暮らしは3回目

一人暮らし一周年!などといってるので一人暮らしは初めてなのかと思われるかもしれませんが、実はすでに2回、一人暮らしの経験はあります。

一度目は大学進学のとき。
二度目は県外の会社に勤めたときです。

大学進学で始めた一人暮らしは、卒業後もしばらくその地で生活を続けて実に8年間の生活でした。

県外の会社に勤めたときというのは、ブログを一度はやったものの挫折した話を以前の記事でお話したと思いますが、そのときの会社です。

この会社では結局正社員にはなれずに終わったので、このときの一人暮らしは10ヶ月くらいで終わり、実家に戻りました。

以上二回の一人暮らしは、それぞれ一人暮らしをする理由が明確にありました。

実家からは通えない県外の大学への進学、会社への就職のためです。

ところがいまの一人暮らしは、職場も実家にいた頃とは変わってませんし、引越しをする理由などは元々なかったのです。

それでも引越しして一人暮らしを始めた理由は、完全に自分の意志のみです。

 

一人暮らしなんて別にしたくなかった

したくなかったんです。

だって仕事といってもパートだし、収入的に十分とはいえず、一人暮らしをすることなんてまったく考えていませんでした。

それにもう二回経験してるわけですし、いまさら一人暮らしに憧れがあるわけでもなかった。

若い頃なら、あえて一人暮らしをしてみる意義もあるでしょう。
それこそ、大学に進学するような年頃ならば。

しかしいい歳になって、いまさら一人暮らしをすることが自立でもないでしょう。

それよりも年相応の収入を得ているとか、結婚して家庭を持つなどの社会人として十分な立場の生活をしていれば、一人暮らしをしたことがあるか否かなどどうでもいいことです。

一人暮らしはコストがかかります。

一緒に住めば一つで済むものがすべて別々に必要です。
誰かと一緒に生活している方が経済的ですし、エコです。

自由気ままな一人暮らしより自分以外の人間と住み、いっしょにうまくやっていけることの方が大人じゃないでしょうか。

それこそ、妻子を持つことがスタンダードですよね。
独身貴族なんて死語、いまどき口にする方が恥ずかしいです。

そして、「いい歳してるならいいかげん親と住め」と。
親も年老いてますし、いつかは側にいなきゃならないんじゃないでしょうか。

そんな風に考えていたわけです。

といっても仕事はパートだし、先述したようにここ何年かは半無職で脛をかじっている部分の方が大きい、「実家に寄生する中年」だったわけですけど。

仕事をパートにしていたのは、このとき社会経験にブランクがあり、いきなりフルタイムの正社員をめざしたのでは社会復帰が遠のくと考えたからです。

具体的なプランはまだありませんでしたが、これを足がかりにしてまともな収入を得る人間に戻ろうという目標はありました。

 

だけど駄目だった。

その前に、実家での居辛さに耐えられなくなった。
別に、毎日親といい争いをするわけでもなかった。

しかし、週に一、二度くらいのささいなこと。
そして月に一、二度くらいの諍い。

それらがだんだんと自分の中に募ってきているのを感じていました。
そしてある日おとずれた「月に一、二度」レベルのことがきっかけとなり、僕はこう思った。

「もう、実家を出るしかない」

このあたりのことについても、そのうちもっとちゃんと書きたいなとは思います。

自分にとって長年のテーマだと思っているので。

 

ぜんぶ自分ひとりで進めた

過去2回の引越しは誰にはばかる理由もないので、当然両親承諾の元にいろいろと協力をしてもらいながら行ったものでした。

ですが今回のきっかけは僕の中だけで勃発した出来事。
話せばひきとめられる怖れがあったので、親には内緒で進めました。

親はべつに僕に圧力をかけているつもりはなかったでしょうから。

さすがに引っ越すときにはわかるわけですけど、それでも部屋を決めて申し込むまではバレてませんでした。

むかし『インストール』という映画で、親が知らないうちに主人公が自分の部屋のいっさいがっさいをゴミに出してしまう、っていうシーンがありましたけれど、あんな風なのは、まあ無理ですね(笑)

 

動き出してから引越しまで、1ヶ月半はかかりました。

先述したように、このときの自分の収入では一人暮らしなんて到底無理だと思っていたものを決行したわけですから、かなり強引な決断でした。

ですがよくよく考えてみると、一回目の一人暮らしの大学生のときは、今よりも少ない収入で生活していたなと。

その計算のみで決めたわけです。

だけどというかやっぱりというか、申し込み後の審査はすんなりとは通らず、預金の入出金明細の提出を求められました。

部屋を決め不動産屋で申し込み書類を書いたとき、現在の平均収入を書く欄があったのですが、正直に書いて受付に渡すと受付の人の顔色がさっと変わり、そそくさとパーテーションの後ろに行ったかと思うと向こうでざわつき初めてたのを思い出します。

ヤバかったですね(笑)

 

部屋はエレベーター無しの4階

 今の住まいで何が大変かっていうと、これですね。
何運ぶにしても、階段しかない。

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジは引越しにあたって揃えたわけですが、電子レンジはともかく冷蔵庫と洗濯機を4階の部屋まで持って上がるのは自分ひとりでは不可能。

運び方とかネットで探したけどない、無理。

一般の家電量販店で運搬を依頼すると1フロアーにつき千円、3階以上はさらに千円増しと馬鹿になんない。

ただでさえ金が無いのに。

リサイクルショップ店で店主に相談したところ、いっしょに運ぶことが条件で1フロアー500円で引き受けてもらえた。

店主はとても嫌そうだったけど(笑)

このお店では冷蔵庫・洗濯機・電子レンジを、仕入れたばかりのクリーニング前の品をクリーニングは自分でするということでそのままの状態で購入することを交渉し、3点で2万7千円くらいで揃えられました。

しかも、クリーニング不要という話だったのを知らない店員が店主の見てない間に勝手にクリーニングしちゃって、結局それはサービスとなってきれいな品で受け取ることができたという、結果的に至れり尽くせりな店でありました(笑)

 

金は最初からなかった

不動産屋で鍵をうけとり、入居可能となったのは3月24日土曜日でしたが、冷蔵庫等を部屋に運び入れたのは3月27日の火曜日。

格安で購入できた家電だったわけですが、それでも不動産屋への契約金などを支払ったあとだとすぐには払えず、給料日を待っての購入だったためです。

午前11時、リサイクルショップの店主と新居前で待ち合わせて冷蔵庫と洗濯機を約束どおりいっしょに運びました。

膝に乳酸がたまり、3階で一旦おろしたくなる。
のをこらえて運びきった。

平日にこんなことができたのも、仕事がパートだったからですね。

 

いろいろお世話になったこのリサイクルショップの店主さんにはお礼にたい焼きをプレゼントしました。

当日、行きがてらにちかくのショッピングセンター内の『銀だこ』で買っていったものでしたが好評でした。

貧乏だけどできることはする。

 

過去2回の引越しのときはいずれも自分が仕事をしてない状態だったので平日にまる一日とか使えたけわけでしたけれども、今回はパートとはいえ毎日仕事がある身なので土日を待っての引越しとなりました。

洗剤など入用なものを買わなければならなかったので、夜10時までやっているスーパーにギリギリで駆け込み、買い物をして新居に行って荷物の運び込みは完全に夜中になってました。

運び込んだ後は、たぶん寝るだけだったと思います。

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引越し当日の夜の状態

 

金は相変わらずない

翌、4月1日から僕の新生活が始まりました。

自分の気持ち一つで始めた一人暮し。

一回目の大学進学、二回目の就職といった希望にあふれる要素はまったくないのに、心躍る気分はこれまで以上にありました。

生活は、はじめの方こそ行ってみたかったお店に行ったりと外食中心でしたが、次の週からは自炊一本になりました。

経済状況はもくろみどおり、生活するだけになったわけです。

大学生のときより収入は少しだけ多く、家賃は少し安い。
けれど、学生のときは車の維持の心配などはなかった。

精神的にはすごく楽になり、実家にいた頃より体重も増えました。
実家に住んでいたときは、やはりどこか負い目を感じていたのでしょうね。

実家の親との関係はべつに悪くはありません。

引越し時には自分のものの大半はまだ実家にあり、なにかと行き来する必要が生じていましたので顔を出さないわけにはいかないですし。

最初の方はなるべく遠慮していたものの、意地をはるのもめんどくさいので、最近はしょっちゅう行って飯を食ったりしてます。

以前より関係が良好に思えるのは、別々に住むようになったからこそと思います。
ずっといっしょにいるから摩擦が生まれ、そこに居るしかないからつらくなる。

だから戻る気はないのです。
将来的にはわかりませんが、距離を置いてる方がよいということは明らかになったわけですから。

貧乏暮らしは慣れていますが、正直収入はやはりもうちょっと増やしたいところ。
今のままじゃ食う以外なにもできませんし。
当面はそれが目標です。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。
ふり返りとかいって、引越しのことだけで終わってしまいました。

なんともレベルの低いおっさんの、次元の低い話です。
でも僕は今、これまでの人生でいちばん楽しんで生きてます。

以上、一人暮し一周年記念記事でした。

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2018年4月2日の桜。近所の公園にて。うしろの建物が住んでる物件。